服部栄養専門学校 料理グランプリ 2009年7月28日に服部栄養専門学校にて「HATTORI 高校生料理グランプリ」を実施!お題の食材を使ってみんなで「オリジナルオムレツ」をつくりましょう。どんどん、参加してね!

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28組、56人が熱?い戦いを繰り広げた オリジナル・オムレツで審査員の舌を巻いたのは誰だ!

7月28日(火)、服部栄養専門学校で『HATTORI 高校生料理グランプリ』が開催された。今回のテーマは「オムレツ」。参加者した28組、56人の高校生たちは果たしてどんなオリジナル・オムレツを作ったのだろう。味は? カタチは? そしてグランプリに輝いたのは!?


at  ステューディオ  ドゥ  キュイジーヌ

服部校長あいさつ

食育をしっかり勉強してください。そして今日はおいしいオムレツを作ってくださいね。

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受付を済ませた高校生たちが入場したのは、「ステューディオ ドゥ キュイジーヌ」。ここは、別館ANNEXEの象徴ともいえる、2・3階吹抜けの階段教室だ。そこへ、服部幸應校長が登場。テレビや雑誌で見かける校長の“ナマ”の姿に、みんなの表情もかなり緊張している。校長が参加者に「食育」について話してくれた。


「みなさんは、『食育』っていう言葉、聞いたことある? 最近よく耳にする言葉だけど、食育には3つの柱があるんだ。第一は、選食力を養う。つまり、どんな食材が安全なのかを選ぶ能力を勉強することだね。二番目は、食事作法を身につける。みんなは箸を正しく使えるかな? 食べているときの姿勢はどうかな? こうした作法を正しく学ぶことが、食事作法を未来に伝承することになるんだね。そして三番目。地球の食を考える。食糧問題のことだね。日本の食料自給率が何%か知っている人は手を挙げて!・・・実は40%くらいしかないんだ。一番低いのは東京でたったの1.2%。食料自給は、安全保障と同じくらい、今では重要なことなんだ。これからみなさんは料理の腕を競うわけだけど、これからは食育の3つの柱のことを考えながら作ってもらえるとうれしいな。今日のテーマ、オムレツは卵料理の基本中の基本。では、頑張ってください」


 

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at  ステューディオ  ドゥ  キュイジーヌ

佐藤先生のデモンストレーション

20秒でカンペキなプレーンオムレツが完成。プロの美技に感嘆

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服部校長に代わって登場したのは、今日のコンテストの審査員を務める西洋料理担当の、佐藤月彦先生。

「今日は朝ごはんを抜いてきたから、お腹はペコペコ。みなさんのおいしいオムレツに期待していますから、ぜひ頑張ってください」

佐藤先生の話では、オムレツは調理師科(1年制)の最後の課題になるという。それだけ作るのが難しい料理ということだ。まずは、作るスピード。課題審査のときには、30秒でオムレツを作る。味付けにしても、卵料理の出来は塩加減で決まるというくらい微妙なのだそうだ。シンプルそうに見えても、オムレツはとても技術力が必要だということがわかる。

使うフライパンは鉄製。多くの家庭で使われているテフロン加工したものとは使い勝手が大きく違う。鉄製のフライパンは煙が出るくらい熱してから素材を入れる。そうしないと素材がフライパンにくっ付いてしまうのだ。そして最大の難関はフライパンの操作。白いタオルを卵に見立ててフライパンの動かし方をレクチャーしてくれた。
講義の後は、佐藤先生によるデモンストレーションが行われた。手順をおさらいしながら正確に調理を進める先生。食い入るように見つめる高校生たち。ステューディオ ドゥ キュイジーヌは階段教室になっていて、調理する手元を映し出す大型モニターも完備しているため、高いところからでもとても見やすい。そして、視覚とともに嗅覚も刺激される。バターと卵の焼ける美味しそうな匂い!・・・感心している間に見事な半熟卵のオムレツが完成した。時間にして約20秒。これぞまさにプロの美技。

「次はみなさんの番。与えられた食材をどう扱うかよく考えて、楽しく、手早く作ってください」


 

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at  第7-8調理実習室

実習&試食

真剣に、楽しく作ったオリジナル・オムレツ。みんな、力を出し切った。

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佐藤先生のデモンストレーションを目に焼きつけ、いよいよ本番。28組56人の高校生たちがオリジナル・オムレツづくりに取りかかった。与えられた食材はツナ、鮭フレーク、ホタテ、アサリ、シメジなど。食材は厨房ごとに異なったものが与えられる。どう使うかはチームの自由だ。制限時間は30分。調理は4階と5階にある第7・8調理実習室で行われた。服部栄養専門学校の調理実習室の厨房は、プロフェッショナル用の調理器具を揃えてあり、作業性や効率がよく考えられている。まさに、プロの現場と同じ環境だ。

「(フライパンから)煙が出ていないよ」「ちょっと火力が強すぎ」「柄にタオルを掛けて叩くとうまく卵が返るよ」

厨房を見回る先生方から的確なアドバイスが飛ぶ。家庭のガスより火力が強いプロ仕様に戸惑う人。卵がうまく返らず四苦八苦する人。佐藤先生の動きを必死に思い出している人。みんな真剣に取り組みながらも、とても楽しそうな様子。

オムレツは二皿作り、一皿は審査へ。もう一皿は自分たちで試食する。学校の先生方が用意してくれたサラダとフォカッチャがついたランチの出来上がり。どれも見た目も楽しくとても美味しそうだ。さて、そのお味は?高校生に感想を聞いてみた。

「ちょっと塩を入れすぎたかも。でも、楽しかった」
「半熟卵のフワフワ感はでたかな。カタチと手際がちょっとマイナス」
「先生のデモンストレーションがすごく参考になった。塩気が足りない感じでしたが、ほぼ満足です」
「フライパンの使い方が本当に難しかった。家で練習したけど全然違った」

みんな持てる力を出し切った晴れやかな顔で答えてくれた。

みんなの作品一覧を見てみよう!


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at  ステューディオ  ドゥ  キュイジーヌ

審査結果発表・講評&表彰

これからも愛情を込めた料理を作ってください。また機会があったら挑戦してください。

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そして、待ちに待った審査結果の発表。再びステューディオ ドゥ キュイジーヌに戻った高校生が見守る中、学園賞(3組)に始まり、日本製粉賞、ポッカ賞、味の素賞、明治乳業賞、日経進学Navi賞(各5組)が次々と発表され、拍手とともに副賞が授与されていく。残る賞はグランプリ(校長賞)の発表だけ。さあ、栄冠は誰の手に?

「大久保さん、伊藤さんのペアです。おめでとうございます!」

賞状と副賞は服部校長から二人に手渡された。副賞は校長がデザインを監修したパスタポット。パスタはもちろん、うどんやそうめんなど麺茹でなら何でもOKというスグレモノだ。校長が審査員を代表して今回の料理グランプリを講評してくれた。

「みなさん、本当にお疲れ様でした。審査では見た目、仕上がり具合、カタチ、そして味などを評価しました。また、これは朝食向けかな、ごはんに合うオムレツなのかな、これなら夕食の一品かも、というように、作ったみなさんの思いも想像してみました。料理には愛情がこもっていないといけません。愛情を込めて料理をひと工夫してください。そして、また機会があったらぜひまた挑戦してください」

最後に、グランプリを受賞した二人にインタビューした。


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●大久保杏奈さん、伊藤寛奈さんペア(東京・神田女学園高校3年)

「二人とも料理を作るのが好きだったので応募しました。与えられた食材のホタテは、缶から身を出してほぐし、出汁といっしょに卵と混ぜて使いました。お母さんと練習した時にはうまく作れませんでしたが、今日はおいしく作れたと思います。さっそくお母さんに報告します。緊張しましたが、同じテーブル(厨房)の人とも仲良くなり、また、服部校長から食育のお話も聞けて、とても有意義な一日を過ごすことができました。ありがとうございました!」

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